2014年1月 | 親の介護☆泣くな騒ぐな寿司食いネエ!

2014年1月

不幸を探すお婆ちゃん

2014年01月19日(日)

性格というのは生まれついてのものなのでしょうか。なんでも自分の思うとおりにならないと気がすまないわがままなお婆ちゃん、いつもイライラしているお爺ちゃん、かたや、いつもニコニコしているお婆ちゃん、冗談を言っては周囲を笑わせているお爺ちゃん・・・ほんとうに千差万別、いろいろな性格の方がいます。デイサービスや施設で職員に好かれるのはもちろん後者です。こういう方たちに共通しているのは、いつも感謝の気持ちを持って生活されていること。ちょっとしたことでも「ありがとう、悪いねえ」という言葉を口にされます。

反対に、職員が敬遠してしまうのが愚痴の多いタイプです。いつもいつも不平不満ばかり言っている方というのは、どれほどよくてしてもらっても満足できないようで、次から次に「もっともっと、こんなはずじゃない」と要求してきます。このての高齢者を敬遠するのはもちろん職員だけでありません。一番困っているのはご家族でしょう。結婚をすれば間違いなく嫁さんや婿さんを悪く言いますから同居が困難になってしまったり、さらに最悪の場合は絶縁などというケースに発展してしまうことも少なくありません。

介護が必要になった時には家族の気持ちはすっかり離れてしまっています。こんな状態になってもなお「親の面倒を見て当たり前。息子が面倒を見ないのは嫁さんの差し金だ」なんて言ったりして感情をこじれさせてしまうのですから、処置なしです。子を持つ親の幸せを感じたこともあるはずなのに、子どもを悪者にしなければ気がすまないというのはどういう心境なのでしょう。愛すればこその憎しみ?

こういう高齢者に共通しているのは、悪者は常に自分以外だということなんですね。自分は絶対に悪くないんです。そして過去の悪いことばかりを細々と思い出し、それを口にしては自分を不幸の主人公のように思い込んでしまうのです。そういう高齢者の方とお話をしていると思うことがあります。「この人はどんなに幸せな環境になっても、きっと不幸を探す名人なのだろうなあ」と。


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