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カテゴリー:介護保険

介護認定、支援と介護の分かれ目は?

2014年02月08日(土)

要介護認定の申請をすると、市町村から認定調査員が自宅を訪問し、日常生活や健康状態などについてご本人からいろいろお話を伺います。「片足立ちができますか?」なんていう実技編もあります。質問項目は全国共通で、項目に従って質問、チェックをし、結果を持ち帰ってコンピューターに入力し、そこからはじき出された介護度が「一次判定」となります。それから2週間後ぐらいに「審査会」が開催され、医師などを交えた複数の福祉関係者が集まって一次判定結果と判定に至った経緯、主治医の意見書などをもとに討議を重ね、最終的な介護度がはじき出されます。要支援は1と2のみ、要介護は1から5までで、いずれも数字が大きくなるにつれ、より介護度が高くなっていきます。

支援と介護のポイントは、排泄や金銭の出し入れなど、日常生活でどの程度人の手(介助)が必要かということと、もうひとつ重要なキーポイントとなるのが「認知症」です。「嫁さんがお金を盗んだ」となるといよいよ要介護かな・・・。

たとえば「要支援1」では「①居室の掃除や身の回りの世話の一部に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とすることがある。③排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。」といったことが認定の基準になります。

「要介護1」では「①見だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話の全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。②立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。③歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。④排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。⑤問題行動や理解低下がみられることがある。」といったことが基準となり、生活する上で何らかの介助が必要になっていることに加え、⑤の、認知症の傾向があるかないかが重要なポイントになっています。

ところが・・・軽度の認知症の場合、調査員の前では元気そうに振舞ったり、案外そつなく質問に答えたりする方がいて、調査員が認知症を見落としてしまうことがあります。認定調査には家族や、必要に応じてケアマネージャーが同席することができますので、認知症が疑われる親などの認定調査にはなるべく同席して、普段どういうことで困っているのか、日常生活のいろいろな場面で遭遇した「ちょっと変かな?」と思うことなどを伝えてみるようにしましょう。支援と介護では受けられるサービスの量がずいぶん違ってきます。充実したサービスが受けられるよう、正確な情報を調査員に伝えてください。

介護ベッドのレンタル

2012年02月23日(木)

母が転倒して腰を打ち、寝起きが大変になってしまったため、体の角度を自由に変えることのできる介護ベッドを借りました。レンタル料金がどれぐらいだったか、介護保険を利用できたかどうかということについてはすっかり忘れてしまったのですが、このベッドを借りたことで介護はずいぶんラクになりました。特に、飲みものを飲ませたり食事の介護をする時に体を簡単に起こしてあげることができるので、誤嚥の心配がなくなったのは助かりました。母は心臓が悪かったため、少し背もたれを立てた状態にしてあげると呼吸がラクになるようで、これも介護ベッドならではの利点でした。

平成24年4月から介護保険制度が変わり、介護用品のレンタルサービスが大幅に制限されるようになるらしいですね。介護保険料は上がるのに利用できるサービスが減ってしまうというのはなんとも腑に落ちません。特に要支援1、2、要介護1と認定された要介護者にとってはちょっと不都合な改正(改悪)になりそうです。でも介護ベッドや車椅子のレンタルについては、要支援・要介護度に関係なく借りられるようですから、大いに利用してはいかがでしょう。

ただ正直なところ、私はベッドを借りることにちょっとですが抵抗がありました。つまりです・・・レンタル業者にベッドを返すのってどんな時?もちろん、健康を取り戻したことでベッドが必要になくなった方もいるでしょう。でも、そのベッドの上で亡くなられた方がいるかもしれないということ、これが一番気持ち的にひっかかりました。レンタルしてみると、思いのほかきれいで清潔でしたのですぐにそういうことは考えなくなりましたが、母が亡くなってレンタル業者が引き取りにきた時、再び、このベッドを次に誰が使うのだろうという思いが胸によみがえりました。病院だってなんだってベッドなんて使いまわし、そんなことを気にしてもしょうがないのですが、こういうことって案外気になるものですね。

介護保険で手すりをつける

2011年09月22日(木)

私の家は玄関に始まり、廊下、トイレ、居間と、あらゆるところに手すりがついています。母の足元がおぼつかなくなり、家の中でも杖が手放せなくなってしまったため、介護保険を利用して手すりを設置したのです。幸い床は、あわてものの私自身のためにバリアフリーにしていましたから、母が足を敷居に引っ掛けて倒れるという危険はありませんでしたが、困ったのがトイレでした。洋式でも立ち上がるのがひと苦労で、後ろにひっくり返りそうになることがしばしば。頭でも打ったら大変なことになりますから、便器の周囲にいろいろな高低の手すりをつけ、どこにでもつかまって立ち上がれるよう工夫しました。

かかった費用は10万円ぐらいだったと記憶しています。あまりよく覚えていないのですが、介護保険での住宅改修の限度額がそれぐらいで、かかった費用の一割を利用者が負担する仕組みだったように思います。現在の介護保険の仕組みについては疎くて申し訳ないのですが(社会福祉士なのに知識が錆付いてしまっていて・・・)、要介護の認定を受けている方であれば、必要な住宅改修に対して介護保険が適用されるはずです。限度額ももっと高かったかな?

手すりの取付けや段差の解消(ほんの3センチほどの段差でも転倒事故につながったりします。車椅子も当然ながら段差は苦手ですし。)、引き戸等への扉の取替え、洋式便器等への便器の取替えなどが対象になるようですので、改修してみたいとお考えなら、お近くの役所の福祉課、ケアマネージャー、社会福祉協会などに相談してみるといいですよ。こうした改修をすることで介護がずいぶん楽になりますし、要介護者の自立度もちょっと上がります。

もっとも今は、残された手すりを見るたびに手すりにつかまっていた母の姿を思い出してちょっぴり辛く、取り外してもらおうかなあと考えているところですが・・・。

介護保険で住宅改修

2011年05月26日(木)

母は次第に足腰が弱ってゆきました。70歳代はまだまだ元気でしたが、80の声を聞いた途端、生活能力が急激に落ちていったように思います。ベットから立ち上がるのも大変になり、杖なしでは歩けない状態になると、家の中のちょっとした段差も気にかかるようになりました。玄関のほんの10センチほどの敷居もまたげないのです。おぼつかない足取りの母を見ているといまにも転びそうで、ハラハラのし通しでした。

手すりをつければ安全かな?そう思いたち、早速建築屋さんにお願いをして玄関の上がりかまち、廊下、トイレなど、母が移動するあらゆる場所に手すりをつけてもらうことにしました。あまりよく覚えていないのですが、改修費用は20万円近くかかったと思います。住宅改修費は「介護保険」で補いましたから、負担を感じることはありませんでした。

「手すりがあるのとないのとではこんなにも労力が違うのか!」これが手すりがついたときの実感です。たとえば洋式トイレ。いったん座ると介助なしでは立ち上がれなかった母が、手すりにしがみつけばなんとか自力で立ち上がれるようになりました。背負うようにして家の中に担ぎ入れなければならなかった玄関も、手すりに掴まらせれば、後ろから少し支えるだけで上がれるようになりました。老人とはいえ体重は40~50キロありますから、介助の仕方をひとつ間違えると、介護する人が腰を痛めてしまうなんていうことにもなりかねません。施設職員の中には腰を痛めている人がとても多いというのも頷けますね。

介護保険で住宅が改修できることを知らない方も多いかと思いますが、要介護者等が自宅に手すりを取付けるといった住宅改修を行おうとする時には、必要書類を添えて申請し、工事完成後に改修費用の領収書等などを提出すれば、費用の9割相当額が償還払い(一時、費用を立替ておかなければなりません)で支給されるんですよ。介護保険で認められている改修には、手すりの取付け、段差の解消、滑りの防止、移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更、引き戸等への扉の取替え(バリアフリーですね)、洋式便器等への便器の取替などがあります。

外回り(急な階段など)も保険の対象になっているようですから、ケアマネージャーや福祉協議会、行政の福祉課などに相談してみるとよいでしょう。支給額は支給限度基準額(20 万円)の9 割(18 万円)が上限ですからあまり大々的な改修工事はできませんが、少しの改修でも十分にその意義はあります。介護される人のためにも介護する人のためにも利用したい制度です。


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