長女の姉ではなく次女の私が母親を介護した

介護は長女がするもの?

2011年05月19日(木)

親の介護は長女・長男の仕事と思っている方が多いようですが、私の周りで介護をしている人といえば、なぜか次女であったり次男であったり・・・。長女・長男は遠方に住み、なにかことがあった時にはしっかり口を挟んでくるというケースが案外多いようです。かくいう私も次女です。長女の姉は、私が母を預かって介護を始めてからというもの、仕事が忙しいという理由をつけて、ほとんど母親の面倒を見ることはなくなりました。

そんな姉ですが、私が結婚する時には、母の面倒を押し付けて結婚する気かと散々私を非難し、母の面倒がいつでも見られるように近所に住めと、半ば命令の形で迫ったりもしました。結婚後、夫と旅行に行けば「私に母を押し付けて自分たちだけが楽しむのか」と執拗に責められましたし、「何時に電話してもいなかったけれど、どこに行っていたのか」と毎日のように電話がかかり、監視されているような生活が続きました。幸い夫に理解があったので、ひとつひとつクリアすることができましたが、母を引き取るまで大変な思いをしました。

父を亡くしてからというもの、母はひたすら子供たちに依存して暮らしていましたから、母との生活は常に「面倒をみなければならない」「支えなければならない」という、心理的な圧迫感を子供に与えていました。今にして思えば、姉にとってそれがかなり負担になっていたのでしょう。母の存在が姉の結婚を遠ざけていたのも事実で、だから一日も早く母の束縛から解放されたいと思っていたのではないでしょうか。それなのに私は結婚して家を離れてしまおうとしている。それが姉には許せなかったのだと思います。

私が母を預かってから姉は結婚をしましたが、それから母が亡くなるまでの5年間というもの、姉と私の葛藤は続きました。母はあれほど母親思いのそぶりを見せていた姉が、いざ介護が始まると急に疎遠になってしまったのを見て、どう思っていたのでしょう。母にとっては私より姉のほうがずっと頼りになる存在だったはずなのです。そして自慢の娘でした。私と母にはどこかしら相容れないものがあったのです・・・。


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