母の介護のためにホームヘルパー2級を取得するための講座に挑戦

ホームヘルパー2級の講座に挑戦

2011年05月25日(水)

母の介護が始まったばかりの頃、近くの病院でホームヘルパー2級の資格取得のための講座が開かれました。母は前年罹患した帯状疱疹の痛みがずっととれず、左手全体をいつも痛がっていて、ちょっと触るだけでも機嫌を損ねてしまうという状態で、母は痛みに耐えることで必死だったのでしょうが、この痛みが介護を困難なものにしていました。洋服ひとつ着替えるにしても、すんなりと腕を通すことができなかったのです。

介護技術を学びたい、その一心で受講しました。講座の内容は介護に関する講義と実技で、入浴のさせ方や食事の配慮、排泄のお世話、ベッドメイキングの方法などは受講生同士がモデルになって実践し、それ以外に、掃除や洗濯、調理といったことを実際にホームヘルパーの方たちに同行して学ぶなどしました。片手の不自由な人にどうやって洋服を着せればいいのか、これが私の一番知りたかったことでしたが、それ以外にも、寝たきりになった時の寝返りの打たせ方など、後々役立つことをずいぶん学ぶことができました。

資格を取得するとホームヘルパーとして登録し、仕事を紹介してもらうことができるのですが、私はホームヘルパーという仕事を選ぶ気持ちにはなれませんでした。ホームヘルパーの方に同行していろいろなお宅を訪ねたのですが、一対一で他人さまの家の中で介護の必要な方のお世話をするということが、私にはとても荷が重いことのように感じられました。母の介護だけでも大変でしたから、そのうえに他人さまの介護まで・・という、そんな気持ちもありました。

施設で働くこととはケタ違いに、ホームヘルパーの介護の仕事が重く感じられたのは、介護する方の家族の存在をものすごく感じたせいかもしれません。テーブルの上に無造作に置いてある菓子パンが、家族の用意していった昼食だったり、デロデロに汚れた毛布にくるまっていたり・・・。そうした状況を改善してゆくのもホームヘルパーの仕事だとは思うのですが、介護のみならず、家族とのさまざまな確執もホームヘルパーが抱えなければならないとしたら。母の介護もままならない私にはとても無理は話でした。


QLOOK ANALYTICS