福祉の仕事が敬遠されるのは報酬が安いことも原因

福祉職の報酬は安すぎる?

2011年06月02日(木)

介護の仕事に携わる人が減ってきているようですね。先日ある会合で福祉系の大学の先生とお会いしたのですが、年々学生数が減るいっぽうだとボヤいていました。福祉の専門学校などでは、募集定員が集まらず閉校してしまう所もボチボチでてきているのだとか。福祉系の大学はまだ人気があると聞いていたのですが、どうやらそうでもなさそうですね。この間、社会福祉士の仲間と会った時、最近はお下の世話を嫌がる人が増えているという話を聞いたばかりでしたが、今回会合でご一緒した特別養護老人ホームの施設長も「うんちの世話をしたくないと言って、しょっちゅう休む子がいて困る」と話していました。

福祉というのは、人が困っていることに手を貸すことに意義がありますから、排泄介助というのはものすごく大切な仕事のひとつなんですよね。それが嫌となると、福祉の仕事には向いていないということになります。でも思うんですよね、ゲンキンなようですが、それなりの報酬が確保されていれば、そうした仕事にも使命感を持つことができるのではないかと。

安い報酬というのは、仕事の価値が認められていないという抵抗感につながります。求人案内を見ると、看護士が月給25万円の手取りだとすると介護士はその半分に近い15万円以下。年収200万円で、仕事にやりがいや継続を求めるのは難しいように思います。福祉はお金じゃないという反論もあるかもしれませんが、賃金というのは多くの場合、労働に対する対価として支払われますから、安い仕事に誇りを持つというのはやはり難しいんじゃないかなあという気がします。福祉を充実させるためには、福祉職をもっと優遇することが必要なのではないでしょうか。


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