施設のデイサービスでのリクレーション

施設のリクレーション

2011年11月02日(水)

今、施設のデイサービスがどういう状況かはあまりよくわからないのですが、母が行っていた頃は、施設が提供するレクリエーションのあまりのお粗末さに、がっかりしていました。「歌を歌いましょう」と言えば童謡ばかりでしたし、指先を使って何かを作りましょうというと、子供だましの工作の材料が目の前に置かれます。「今日、お母さんが作ったんですよ」と、送迎バスの職員が私に手渡してくれた工作は、あの母がここまで衰えてしまったの?という、そんな気持ちにさせられるものばかりでした。子供に返ってしまった・・・という絶望感を抱かせるものでもありました。

時々ボランティアの方がみえて、お習字を指導してくれたりということもありましたが、習字が好きだった母は、その時間がとても楽しみだったようで、施設に迎えに行った時になど、壁に貼られている自分の字を指差してはいつも自慢するのでした。

職員の頭の中には、認知症=幼稚園児という構図でもあるのでしょうか。認知症とはいえ、彼らには生きてきた長い歴史があるということを忘れてはいけません。これから育つ子供ではないのです。予算の関係でお金がかけられないということも、お粗末なレクリエーションに拍車をかけてしまっているのでしょうが、家族にとっては親はあくまでも親です、高齢者の尊厳を、そして親としての威厳を死ぬまで保っていられるような、そんな工夫をしてもらえればと、いつもいつもそう思っていました。


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