熱くても表情のない認知症

熱くても表情に出ない

2011年12月24日(土)

認知症の方は熱いものに触れても表情が変わらなかったり、高熱があっても平然としているので、危険を見過ごしてしまうことがあります。私の母も80歳になった頃だったでしょうか、ポットのお湯をお茶碗に注ごうとしたらしいのですが、茶碗を用意しないまま自分の掌を注ぎ口の下に置き、やけどをしたことがあります。熱湯ですから熱いはずなのに、ひとつも熱そうにしないのです。感覚器官が鈍感になってしまっているのでしょう。認知症ではなくても高齢者の方の場合、ガスコンロから洋服に火が移っても熱いということがわからず、全身炎に包まれてしまうことがあるらしいので油断大敵です。

入浴介助や、熱い食べ物を提供するときなどは、ゆっくりゆっくり要介護者の表情を見ながら介護をする必要があります。眉毛がヒクっというぐらいの反応はよく注意していれば見ることができますから、微細な変化をキャッチするのが介護のコツです。認知症が重い場合にはそれも難しいかもわかりませんが、まあ何をするにしても、相手の身になれば事故は未然に防げるのかもわかりません。母も、お茶を飲みたいという様子が見えた時に、私が細かな心遣いをしてさえいれば、やけどをすることもなかったと思うのです。

子どもと一緒かもわかりません、目を離さないことなんです。私たち子どものことも、そうやって大切に育ててくれたのですから恩返しかな。


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