お正月に思った言葉

お正月に思う言葉

2012年01月03日(火)

あけましておめでとうございます・・・という言葉がなんとなく胸につかえてしまう新年の始まりです。去年のお正月も、3月11日という日が待ち構えているなどとは夢に思うこともなく、きっとたくさんの方たちがこの言葉を口にされ、新しい年を祝われていたことと思います。その方たちの多くがお正月を迎えることができませんでした。蓮如上人の言葉に「朝には紅顔なれど夕方には白骨となれる身なり」という言葉があります。人間にとって生死の別れは絶え間なく続くもので、寿命に長短はあってもいずれはかなく死んでゆくもの、だからこそ一日一日を、一時一時を大切に過ごさなければならないという諌めなのでしょう。

それは自分の生についてばかりではありません。縁あって共に暮らしてきた両親や夫婦、兄弟姉妹と永遠に会えなくなる日が来る、その日のことを思うと、「今」という時がどれほど大切なものか・・・たまらなく愛おしく感じられます。親であれ子であれ夫であれ妻であれ、日常の中でさまざまな葛藤なしに暮らすことなんてとても難しいことですよね。でも、それもまたお互いが生きている証なんだと思います。母との葛藤を抱えながら介護を続けていた私は、今になって、母とのあの時この時をしばしば思い出しては悔やんでいるのです。生きている、生きていてくれる、そのことがどれほどすばらしいことだったか。もっともっと大事にしてあげれば良かったと。

お正月早々、なんだか暗い話になってしまいましたが、今年一年、何事もなく平穏に過ぎてゆきますようにと願わずにはいられません。介護をされている方々にとりましても、どうか穏やかな日々が過ぎてゆきますように。


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