うつ病の介護は精神的介護

うつ病の介護

2012年01月24日(火)

介護にもいろいろあるんですね。きょう、いろいろなブログを見ていましたら、奥様がうつ病で、その介護にあたっているダンナ様のブログを見つけました。うつ病も重症になってくると体が動かなくなり、一日中寝てばかりということになりますから、仕事のかたわら家事一切を引き受けたり子どもの世話をしたり。それって大変な重労働ですよね。それ以上に、妻の微妙な心の動きに振り回されてしまうはずですから、大変な気苦労が生じてしまうのではないでしょうか。仕事と家庭と妻のハザマでこのダンナ様もご苦労をされている様子でした。

私の場合、母の介護では、肉体的な介護より精神的な介護をしてあげられなかったことが、いまだに申し訳なく思っています。肉体的な辛さについてはあまり感じていなかったと思います。寝たきりではなかったし、歩くことも食事も自力でできたため、つきっきりの介護が必要なかったからです。寝たきりだと、特に褥瘡(じょくそう)ができると大変ですから、一日に何回か寝ている姿勢を変えてあげたり(重い人を寝たままの姿勢で回転させるのって、案外大変なんですよ)、排泄、食事、入浴の介助など、ほぼ一日、介護に明け暮れてしまうこともありますから。

でもこうした介護は、ある程度ルーチンワークでこなすことができまるんですね(ただし、肉体疲労が蓄積してくると、介護者が精神的にダメージを受けてしまいますから、すべてを自分でやろうとしないことです。福祉サービスを利用してください)。ところが精神的な介護というのは、ルーチンワークでできるものでは絶対にありません。老いること、体が弱ってゆくことへの恐怖、死の恐怖に寄り添う時には、介護者も少なからずその恐怖を共有しなければならなくなります。それが私には辛くて、敢えて母の気持ちを探るまいというそんな心理になっていたように思います。母にしてみれば、もっともっと気持ちに寄り添ってもらいたかったでしょうに・・・。


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