森公美子さん、「笑って過ごせ」夫の介護

森公美子さんと夫の介護

2012年02月08日(水)

読売新聞の朝刊に、森公美子さんのお話が掲載されていました。森さんといえば美声と、あの笑顔と朗らかな会話が印象的ですが、2001年に結婚されて、その5年後の2006年にご主人が交通事故に遭遇。脳挫傷を負って現在車椅子の生活とかで、森さんは介護を余儀なくされているのだとか。

以下、新聞記事から転載します。

 「笑って過ごせ」亡父の教え…森 公美子さん

「1日1回は笑え」というのが、亡くなった父の口癖で、よくダジャレや小話を聞かせてくれました。一方、母は、とぼけた言動で周囲の笑いを誘う名人。そんな2人の間に生まれた私は、小さな頃から歌うことと笑うことが大好きで、そのまま大人になりました。

 6年前、夫が交通事故に遭い、車いすの生活になりました。自宅で介護するために、バリアフリーに改修。私は、ヘルパー養成の通信講座で、介護について学びました。最初のうちは頑張りすぎて、疲れ果ててしまったこともありました。公的な支援が受けられることを知り、「人に頼めることは頼んだ方がいい」ということも分かってきて、だんだんと楽になりました。今は、医療や介護の専門職をはじめ、たくさんの人が一つのチームとなって、支えてくれています。1人で抱え込むのは、介護される側にとってもつらいこと。お互いに無理するのをやめたら、優しい気持ちになれました。

 苦しい時でも、よく見れば、笑いの種はあちこちに転がっています。「1度の人生、笑って過ごせ」という父の教えをこれからも守っていきます。(読売新聞2012/2/8)

この記事の横にはとても豪快な森さんの笑顔の写真。心からの笑顔だろうとは思うのですが、知的障害児を持つ友人2人の笑顔に共通するものがあり、なんとなくその胸の内が見えたような気もしました。友人達がいつも口をそろえて言っているのは、「暗くなっていたらやっていられない」なんですね。豪快に笑い飛ばしていないと、とことん落ち込んでしまうと。

森さんのお話には2つのキーポイントがあると思います。「最初のうちは頑張りすぎて、疲れ果ててしまったこともありました。」「お互いに無理するのをやめたら、優しい気持ちになれました。」という言葉です。

森さんでさえ疲れ果ててしまったこともあったのか、優しい気持ちになれない時もあったのかと、介護をしていた人なら「そう、やっぱりあなたもなの?」と声をかけたくなるような言葉だと思いませんか。今をどう乗り越えるか・・・泣いていても、怒っていても、嘆いていても乗り越えられない介護。それなら笑って乗り越えちゃおう、そんな森さんの気持ちが伝わってくるようでした。


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