親の介護は思い出を胸に

楽しかった思い出を胸に介護をすれば

2012年02月11日(土)

テレビを観ていてふっと思い出したことがありました。そこには色とりどりのマシュマロが映し出されていました。私は小さいころ、マシュマロと本が大好きで、父が仕事帰りにお土産としてそのどちらかをしょっちゅう買ってきてくれました。父が帰ってくる時間帯は子どもが寝ている時間でしたから、手渡しでお土産を貰うことは少なかったのですが、翌日目が覚めると枕の上にマシュマロか本が置いてあって、それをみつけては小躍りして喜んだものでした。そうかあ・・・そういう平和な日があったんだなあと、その頃のことをちょっと思い出したのです。私が喜ぶ姿を母と父が笑顔で見守っていましたっけ。

その母が老いて介護が必要になった時、私は小さい頃のことなどすっかり忘れ、母のことを敬遠するようになっていました。幸せだった昔、もしその時のことを忘れずに胸の中にしまっていたなら、きっと母に辛く当たることもなかったように思うのです。人間って、良い思い出よりも悪い思い出ばかりを引きずるといいます。親の介護を始めた時、私もご他聞にもれず、母との悪い思い出ばかりを思い出し、介護が辛くなってしまっていたのではないでしょうか。今、もし肉親を介護されている方がこれを読んでいらしたら、たったひとつだけしかなくても、楽しかった時の思い出を胸に、介護をしてさしあげてください。その時の親ごさんの笑顔を忘れないで。


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