良好な親子関係の介護

親子関係が良好の場合の介護

2011年06月20日(月)

きのう車で出かけた時に聞いていたFMに、城戸真亜子さんが出演されていました。城戸さんといえば武蔵野美大を出られたタレントさん。私も絵が好きで、高校時代まで油絵をちょっと描いたりしていた時期がありましたので、どんなお話が聞けるか楽しみにしていました。絵のこともたくさん話されていましたが、それ以上にお母様の介護のお話が多くてびっくりしました。もう亡くなられたそうなのですが、認知症だったお母様との生活を懐かしそうに、そして楽しそうに話されていました。

「介護というのは大変な仕事ですよね」という司会者の質問に、「ひとつも大変だと思ったことがないんですよ。私は絵を描くからなのか、母親のその日その日の仕草が絵のモチーフのように感じられ、とても新鮮だったんです。」と答えられていました。城戸さんとお母様の関係は子供のころから良好だったのでしょう。城戸さんが絵を描くことを目指したのもお母様の応援があったからだったようですし、城戸さんをとてもよく理解してくださっていたように思います。そのことを城戸さんはとても感謝しているようでした。もともとが良好な親子関係の場合、介護もたいていうまくいくのですよね。

でも、表で話されているようなきれいごとばかりの介護だったのかでしょうか・・・。介護というのは、終わってみると壮絶な闘いの日々に対する嫌悪感より、むしろ二人で紡いでいた時間が懐かしく思えたりすることがあります。私も今介護のことを考えると、母に対しての悪い思い出というのがほとんど思い浮かびません。ただただあるのは母の愛情に私が応えられなかったという、自分に対する後悔だけなのです。


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