災害時における要介護者の避難方法の整備

災害時の要介護者の避難

2011年08月01日(月)

東北地方は大震災の傷跡も癒えていないというのに、豪雨による多大な被害が起きています。行方不明者の中に、93歳という高齢の方がいらっしゃいました。息子さんが母親を自宅から背負って避難する途中、激流に足を取られて倒れて、母親が流されてしまったというのです。その時の光景を想像するだけで胸がつまります。息子さんの気持ちを思うと、居ても立ってもいられない思いがします。寝たきりで介護が必要な高齢者の方たち、車椅子での生活を余儀なくされている障害をお持ちの方たちは、無事避難することができたのでしょうか。

突発的な災害でしたから、行政が動く間もなかったということは理解できるのですが、今日の読売新聞に「原発と放射線 二つの『安全』」という、村上陽一郎さんのコラムが掲載されていました。すべてが賛同できる内容ではありませんでしたが、ひとつだけ心に残った言葉があります。『事前警戒原則』という言葉です。「確率的には低いことがわかっていても、安心のために、しかるべき手を打っておく」という原則なのだそうです。災害が起きた時に介護の必要な方たちを守るための避難体制を、行政は日ごろから整えておく必要があるように思います。具体的にどうすればいいのかを提案したいところですが、実は私も想定外、これだけの災害に日本が見舞われるなんて思ってもいなかったのですから、思案に暮れてしまいます。


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