親の介護に必要な費用と介護保険

親の介護にかかる費用

2011年06月14日(火)

『プレジレント・ロイター』に、介護にどのぐらいのお金がかかるかという記事がありました。長いので要約しますと以下のようなことになります。

「介護保険では要支援1~2、要介護が1~5段階に分かれている。たとえば介護度3であれば月額の介護保険利用限度額は26万7500円、介護度5ならば35万8300円が支給される。この範囲内であればいくつかの介護サービスを組み合わせて利用することができ、サービスにかかる自己負担分は総額の1割で賄うことができるが、実際には、施設で介護を受ける場合には食費などが、自宅で介護するには専用のベッドや手すりつけなどが必要になるので、全額を介護保険でというわけにはいかない。

特別養護老人ホームなどでは、月額の自己負担が3万円から7万円程度、これに食費やおむつ代等を加えても10万円から15万円以内で入居可能だが、入居までの待ち時間は約2年、緊急の解決策にはならない。民間の有料老人ホームは入居一時金が安くても100万円、高いものでは1500万円~数億という入居金が必要な施設もあり、さらに月々20万円近く経費がかかるので、よほど資金的に余裕がないかぎり利用することはできない。費用の目安としては月額5万円でやりくりして年間60万円、これに初期費用を加えて最低約100万円が必要。これが用意できれば最低限の介護は保障される。」

私の場合、母の介護は介護保険と遺族年金、そして貯金でまかないましたから、家族の負担はありませんでした。中には親の年金を子世代が自分の生活のために使ってしまったり、老後の備えを親がまったくしていなかったために、介護費用に余裕がないというケースもあり(60歳代で貯蓄がないという人が20%います)、この場合には福祉サービスの利用ができず、家の中に要介護者を閉じ込めておくといった虐待につながってしまうことがあります。介護が必要になった時どうやってその費用を捻出するか、元気な時からしっかり家族と話し合っておくことが大切です。

親の介護については、兄弟姉妹などがどう介護に協力するか、費用をどう分担するのかあるいは労力をどう提供するのかといったことについて、普段からしっかり話し合い、約束を取り付けておけば後々の揉め事を避けることができます・・・と言いたいところなんですけど、いざ介護となるとお金のことも労力のことも、そうそう簡単にはいかないんですよね。逃げようとする人・押し付けられてしまう人、そんな構図ができて最後にはドロドロになってしまうケースも。(って、なんだか救いがない?)


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