介護をする家族をアドバイスする医師と福祉

医師も福祉のプロも

2011年08月21日(日)

母の命日が近づいています。あの時もとても暑い夏でした。かかりつけの医師に何も食べられなくなってしまった母に、せめて点滴の措置などをしてあげたいと連絡すると、「その年まで生きれば十分でしょう」と動いてはくれず、だからすでに意識が無くなり、眠り続けている母の傍にただただいてあげることしかできませんでした。

今思うと、なぜあんな無責任な医師を信じていたのだろうと思います。もっと必死で、母を助けてくれる医師を探せばよかったのにと思うのです。今なら絶対にそうしています。延命措置というのは確かにいろいろな問題を含んでいるとは思いますが、何もしてあげられなかったという思いは家族の心に大きな傷跡を残してしまいます。最善を尽くさなかったという思いは、とても大きな後悔となってしまうのです。

母の介護は最初から最後まで失敗の連続、後悔ばかりが残るものとなりました。親の介護に手馴れている人は滅多にいませんが、試行錯誤しながら、家族は最善の方法を探しています。その方法をアドヴァイスできるのは福祉のプロと呼ばれる人たちでしょう。それは施設の介護職員のみならず、医師であったり、行政の福祉担当者だったりします。介護というのは人生を見つめる目、そして物事を多面的に見られる思考能力が求められる仕事です。それを誰にも求めることができませんでした。

ああ、切ない夏です・・・。


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