母の介護で人生が終わる?

介護で人生終わっちゃう・・・

2011年07月14日(木)

母の介護をしていた時というのは、先が見えないことに対しての不安でいっぱいでした。「先が見える」というのは、つまることころ介護がいつ終わるかということ、いつ母が天に召されるだろうということですよね。なんだか薄情な感情に聞こえます・・・。一生懸命生きている母を目の前にしながら、そんな感情を心の片隅に隠して介護をしていたのですから、ほんとうにだめな娘、母に対して申し訳ない思いでいっぱいです。でも、もし、介護が何年の何月何日まで・・・ということが事前にわかれば、きっとこんなことは思わなかったと思います。介護する人が追い詰められる時というのは、私の人生はどうなっちゃうの?という思いが強くなった時なのではないでしょうか。

あと2年とか、あと100日しか一緒に暮らせないということがわかれば、それまではなんとしても母のために尽くしてあげたいと思っていたに違いありません。介護の辛さは、自分の人生がこのまま終わってしまうのではないかという不安や、親のために自分の人生を犠牲にしなければならないのかという理不尽な思いからくることが多いように思うのです。期限が区切られていれば、その後の人生設計を考えておくことだってできます。そうであれば、がんばろうという気持ちになれると思うのです。ホームヘルパーの研修の時に100歳というお婆ちゃまのお宅に行きました。長寿というのはおめでたいことのはずなのですが、「ご長寿でいいですね」と言うと、家族が言うにいわれぬ態度を示しました。あの時の娘さんの、ひきつったような顔が今も目に浮かびます。


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