ご主人の介護に後悔はないという友人

後悔のない介護

2011年06月28日(火)

先日行った友人の絵の個展で受付のお手伝いをしていたのは、古くからの友人でした。友人といっても80歳を越えていて、母親と言ってもいいほど年が離れています。久しぶりに会ったのですが、今も通訳などのボランティアをしているとかで元気ハツラツ。人間の年の取り方ってほんとうに人それぞれ。でも、そんな彼女にも元気じゃない時期があったんですよ。ご主人の介護にすべてをなげうっていた時期があって、その頃は、社会とは断絶して暮らしていたという印象がありました。

それというのも、元気な頃は優しかったご主人が、寝たきりになってしまってからというものとても嫉妬深くなり、妻のちょっとした外出にも不快感を示すようになり、外出をした日は暴言を吐くため、一切外出できなくなってしまったのです。不幸中の幸いというのか、体が不自由だったので暴力を振るわれることはなかったそうですが、でもまあ暴言というのも言葉の暴力ですから、これに耐えるというのも大変なことだったでしょうねえ。これまで一生懸命家族のために社会のために生きてきてくれた・・・そのことへの感謝の思いが介護を続ける原動力になっていたそうです。そのご主人を数年前に看取り、今また自由な生活を取り戻すことになった彼女ですが、「やるだけのことはやったから後悔はないの」とスッキリ。

「後悔はない」なんて言い切れちゃうんだ。母の介護のことでは「やれることもやらなかった」、そんな思いが消せず、だからいまだに後悔をし続けている私。


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