車椅子に頼って廃用症候群になる前にリハビリを

車椅子に頼る前に

2011年06月27日(月)

昨日、油絵を長年趣味で習っている友人の個展に行ってきました。趣味といっても玄人はだし、幻想的な絵に感動してしまいました。その個展に、彼女のご主人様が押す車椅子に乗ってお母様がみえていました。今年87歳とか。母親と同居しているという話は聞いていましたが、介護が必要だということは知りませんでした。「介護と仕事を両立させていたの?」と聞くと、「家で一人でいる時は、杖や小さな押し車を使いながら一人で簡単な家事はこなしているのよ。お稽古ごとにも出かけるし。でもね、私たちがいると甘えて車椅子に乗って一人で歩こうとしないの」と言うのです。介護は特に必要ないのだけれど、介助してくれる人がいると甘えてしまうということのようです。

「廃用症候群」という言葉をご存知ですか。要介護者を寝かせきりなどの状態にしておくとだんだん体の機能が低下してしまい、筋肉や骨の萎縮、関節の拘縮、意欲減退、記憶力低下、褥瘡などの症状が現れます。各機能がまさに「廃」になってしまうわけです。適度なリハビリをしていればこうした症状を予防することができますから、歩けないなら車椅子・・・と安易に考えてしまうのはちょっと考えもので、車椅子を併用するにしても、残っている本人の能力を最大限引き出すリハビリも必ずしていかなければなりません。友人のお母さまは廃用症候群の心配はなさそうですが、まだ車椅子の使用は避けたほうがいいかも・・・と、そんなことを思っていました。高齢者は、ほんの小さなきっかけであっという間に寝たきりになってしまいます。母も機能が衰えないようにと、無理やり歩かせていましたが、ちょっと辛そうでした。でも介護も時には厳しく、なんですよね。それが愛だったりして・・・。


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