娘の家で介護される母親

娘に介護される親は幸せ者?

2011年07月06日(水)

昨日(7月5日)、産経ニュースに『「要介護の母の将来を悲観」と実母を殺害 容疑で娘を逮捕』という記事がありました。45歳の会社員の男性宅で、妻である44歳の女性が実母を首を絞めて殺してしまったという内容です。要介護の母親の将来を悲観してのことだったと供述しているようですが、こういう記事を読むと、ここに至るまでの家の中の様子がなんとなく目に浮かび、心がすっかり重くなってしまいます。

娘の家で介護されている母親は恵まれている・・・そう思っている方が世間には多いようですが、私の体験から言えば、娘の家であっても母親にとっては他人(夫)の家。自分の家で介護してもらっている時とは違い、やはりかなり遠慮してしまっていたように思います。娘は娘で、どれほど理解のある優しい夫であっても、夫に対して遠慮してしまう気持ちが働きます。その心の葛藤って結構大変なんですよ。母親の存在そのものを否定したくなってしまうこともありました。なんていう娘だろうと自分をずいぶん責めましたが、やはり実母を引き取って介護していた友人にその気持ちを話すと、「私も夫と母親の間で苦しくなり、早く母がいなくなればいいのにと思うことがあった」と。すっと肩の荷が降りたような思いがしました。もちろん、ほんの一瞬であってもそう思ってしまったことに対する罪悪感、後悔はいまだに背中に重くのしかかっていますが。


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