認知症といってもアルツハイマーではなかったと思う

まだらボケだった認知症

2011年06月15日(水)

認知症というのは、ちょっと前までは「痴呆症」と言われていました。確かに痴呆という言い方は失礼ですよね。そもそも痴呆という言葉自体が差別的な言葉ですから、使われるべきではありません。認知症のうちの50%はアルツハイマー型、脳血管性が20%、レビー小体型が20%と言われていて、つまるところ病気なのですからなおさらです。アルツハイマーはガンの診断にも使われるPETで診断することが可能ですが、母については認知症についての検査は特にしなかったので、アルツハイマーだったのかどうかはわかりません。

ただ母は日常のすべてがわからないといった状態ではありませんでした。いわゆる「まだらボケ」といったもので、はっきりしている時と、自分がどんな状況に置かれているのかがわからない時とがありました。実はこの「まだらボケ」・・・介護者にとってはとても辛いものなのです。ショートステイなどを利用する日に認知症の症状がない時には、母を施設に連れてゆくのがとても辛く思われました。連れて帰ってくる車の中で「娑婆はいいわねえ」と言うのです。施設の生活は2日であっても3日であっても、母にとっては「地獄」のような生活に感じていたのでしょう。「ボケ」の症状のある時にはまったく何も感じていない様子でした。母にとっても辛かったと思います。覚醒している日は、なぜこんなことになったのかと悲しまなければならなかったからです。


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